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宮城県角田市にある曹洞宗・長泉寺、大広間の襖絵が無事完成いたしました。
制作のお話をいただいたのは、2011年、東日本大震災前でした。
大きなことから、小さなこと、さまざまな出来事を経験し、5年かかって完成を迎えました。
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昨日、設置されたばかりの襖を見に参りました。
自分の作品が、建物の一部になるというのは、初めての経験です。
夕方、日が傾きつつある時刻でしたので、
差し込む光の変化によって絵も変化するのを見ることが出来ました。
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9mの表と裏、片側は黒を片側は白を意識して描きました。
こちらがわは“白”の側になります。
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ご依頼下さったご住職からは、制作前に
「たとえば桜、というようにひとめで理解できてしまうものよりも、
 長く見つめていられるような絵を描いていただければと思います。」と、言っていただきました。
当時は薄氷のシリーズを描いており、ちょうど水蒸気の絵に挑戦し始めた時期でした。
湯気、靄、霞、というような「とらえられないもの」をモチーフにすることを、
まだ形にしていない時点でご理解下さって、制作をご支援下さったことに、心より感謝いたしております。
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5月中は公開されています。
その後は、年に一度、展示の期間を設けられるとのことです。

曹洞宗 長泉寺 公式ホームページ→ (Click!) 

宮城県角田市角田字長泉寺69
曹洞宗六国峯長泉寺
TEL:0224(62)1004
FAX:0224(63)0063

角田までの交通
●東京から2時間50分(東北新幹線→阿武隈急行線)
●仙台から50分(JR東北本線→阿武隈急行線)
●福島から1時間(阿武隈急行線)
●白石から25分(タクシー利用)
角田駅から
●阿武隈急行/角田駅より徒歩5分、車で1分

長泉寺HP内の交通アクセス案内ページ→ (Click!) 
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お知らせいたしました「曹洞宗長泉寺の襖絵」について、展示期間の訂正があります。
5月いっぱいの公開とお知らせしておりましたが

「公開は5月24日から31日まで」となりました。

その後は年に1回程度、期間を設けて公開されるそうです。
襖絵が設置されている書院は、法要で使用される施設のため、法要が執り行われる際には、一般公開不可となるそうです。ご高覧いただける場合には、事前に長泉寺へお問い合わせくださいませ。


曹洞宗 長泉寺
宮城県角田市角田字長泉寺69
TEL:0224(62)1004
FAX:0224(63)0063

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5月19日木曜日の河北新報 朝刊「微風旋風」にて5度目のエッセイが掲載されていました。
第5回目は「晴天の雪」。窓ガラスは空想のスクリーン、ということについて書きました。
告知が遅くなってしまいましたが、河北新報をご購読されている方、読んでいただけたら幸いです。

画像はブリヂストン美術館のウインドー内に展示されていた写真と作品ポスターと映る街並み。
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今日は、長泉寺(宮城県角田市)の襖絵を、写真家の小岩勉さんに撮影していただきました。

小岩勉写真ノート 野守の鏡→ (Click!) 

ミルフイユ05 技と術→ (Click!) 

「ミルフイユ05 技と術」より、小岩さんが1992年に出された本「女川海物語」についての言葉抜粋→ (Click!) 


お寺の書院には、もちろん蛍光灯が点く訳だけれども、せっかくの空間を生かすため、自然光を調節して撮影をしてくれる小岩さん。障子や襖絵の横の内廊下がわの襖を開閉したり、襖を外してレフ板のようにしてみたり。
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自然光を調節してもらった襖絵は、午前中にはドラマティックに見えましたし、午後には打って変わって、ふんわりとした表情を見せてくれました。



撮影中には、襖絵を見に来て下さる方が次々おいでになり、とても感動しました。お寺に併設されている幼稚園の子供たちもみんなで見学していってくれました。
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最初は引率の先生の言葉を守って、静かに座って鑑賞。しばらくすると、小鳥のように書院内を走る子供たち。描かれた湯気も、子供たちの作る空気の流れで、動き出すのじゃないかな?という勢い。
中には、絵に顔を寄せて、まじまじと見てくれる女の子も。
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……と、思いきや、女の子が見ていたのは、襖の向こう側なのでした。私も、そういう幼稚園児だったなぁ、と思い出したりしました。


小岩勉さんは現在、仙台のSARPで開催中の「増山たづ子と東北の記録者たち展」に参加されています。→ (Click!) 

増山たづ子と東北の記録者たち展
2016.05.24(火)〜2016.06.19(日)
SARP
11:00〜19:00(月曜休廊・最終日は17:00まで)
11:00 - 19:00 (月曜定休)
〒980-0012宮城県仙台市青葉区錦町1-12-7門脇ビル1F
TEL&FAX 022-222-0654