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昨年も大変お世話になりました
本年もどうぞよろしくお願いいたします

私にとってはかなり濃墨で制作中の今、ふと気付くと、墨の中に風景が映っていて、しばし、見入ってしまった。
小学校1年生の時の国語の教科書にあった「さるとお月さま」というお話を思い出す。池に映った月を、かしこいサルがタライに水をすくってボスのところに運んでいくのだったと記憶している。
見えたものを、そっとすくって、そのまま残すことが出来れば良いのに、と心底思う。


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山のアトリエにはカメムシとテントウムシがたくさん湧いて出る。プレハブ仕立てのアトリエなので隙間から入っているのだろう。テントウムシの時期になると、30匹くらい窓の当たりに集まっていて、かなり怖い。カメムシは農作物に悪さをするので、時々「亀虫注意報」というアナウンスが町に流れる。初めて聞いた時は、とてもおどろいた。

たいていのカメムシはマットな茶色のボディなのだけど、昨日、やってきたカメムシは紫のラメに、白緑のポイントというおしゃれさん。自然界のセンスはまったく素晴らしい。





昨年末、実家の猫にまぶたとおでこを噛まれ、頭皮も10cmほどひっかかれるという怪我に見舞われた。すっかり顔半分が腫れて、生まれたての墓場鬼太郎になってしまったため、年末は制作ができなかった。そればかりが理由ではないけれど、昨年中に仕上げる予定の襖は年を越して、現在も制作中である。

年明け最初にアトリエに行くと、北側の大きな窓の側の木に、アカゲラが来た。コゲラはよく来ていたけれども、アカゲラは初めてである。カメラを取りに急いで動いたら、すぐに飛んでいってしまった。大変残念だったので、一眼に望遠レンズを付け窓際に常備している。今年は鳥の当たり年なのか、たくさん野鳥がやってくる。迅速かつ、静かにレンズを向けてパチリ。気配を消す訓練をしている気持ちになる。

当たり年といえば、イノシシで、頻繁にイノシシがアトリエの庭に出没する。イノシシ注意と看板も出されているけれど、カメムシ同様、どう注意すればいいのだろう?と思うことしきり。イノシシ相手には、勇気を持って堂々と気押してやらねばならぬ。

セロ弾きのゴーシュのように、カメムシや猫や野鳥やイノシシといった訪問者達に指導を受けて、今年も制作をしていくことになるのだろう。
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