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新宿髙島屋で開催される
「巧術・デパート・リミックス・其之壱」
に出品いたします。
お忙しいと存じますが、ご高覧いただければ幸いです。

2013年7月3日(水)ー22日(月)
新宿高島屋10階美術画廊
※初日午後5時からオープニングパーティ


■出展作家:敬称略
あるがせいじ/石川結介/石野平四郎/
井上裕起/児玉香織佐藤好彦/清水遼太郎/
杉山卓朗/田島徹/悠/春山憲太郎/牧田愛
増田敏也/満田晴穂/    及川聡子
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制作中の新作2点の写真です。
150×30cmの細長い作品になります。
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新宿髙島屋で開催中の「巧術・デパート・リミックス・其之壱」の会場です。
写真奥壁面の2対が私の「香焔シリーズ」になります。

巧術というのは、2010年にレントゲンヴェルケの池内務さんの企画によってスタートした連続展です。
西欧的な美術感において「工芸的」とされ、軽んじられるむきのある日本的な器用さや細やかさを、むしろ新たな武器として、新しい価値観の創造を目指そうという主旨とのこと。
今回は「デパート・リミックス」というサブタイトルを冠して、百貨店での開催そのものをコンセプトに取り込んだ企画となっています。

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淡く墨の入った背景の2点は、新作です。初めて楮紙に描いた作品になります。
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黒い背景の2点は、先日まで佐藤美術館で開催されていた「今日の墨表現展」に出品させていただいていた作品で、こちらは麻紙に描いています。
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今回の展覧会は、上記のような主旨ということもあって、巧みな技術を持って制作されており「どうやって作ったのだろう?」という疑問が湧く作品が並びます。
しかも、現代美術のジャンルで発表されている方々ばかり。私のように、紙に墨で、煙を描くというような素朴な作品が、同じ空間にあって良いのだろうか?というような気持ちにも襲われました。

そんな中、出品作家のおひとりに「物質の作品が多い中で、及川さんのだけ現象だから、面白い」という感想をいただいて、とても嬉しく思いました。
大学生の頃、木漏れ日の光そのものだけを描きたいと先生に話した時「現象を描くのは難しいよね」と、言われたのを覚えています。
思い返せば、自分はずっと葉からこぼれる光だけに見入ったり、廊下に窓から射し込む光の中に舞う塵だけに見入ったりしてきました。
あれから今まで絵を描き続けて、少しずつ現象そのものを表現できつつあるのだとすれば、自分の歩みにも意味があったと信じられる気がします。
これからも、そんな風に進んでいこうと思う次第です。


展覧会会期は今月22日まで。
新宿髙島屋10階美術画廊 最終日は午後4時閉場です。