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シャクシャクとしたみぞれのような雪をかぶった草木をながめて、
自分もすっかり雪に濡てしまいました。
積もることなく、とけていく春の雪です。

写真は、アトリエの庭のバラとアセビです。
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シャーベットのような雪は、見た目より冷たくはありません。
でも、夕方を過ぎて気温が下がり氷結すると、
寒い日の雪より、ずっと冷たく硬くなります。
寒い日の雪は、ふわふわとして、不思議にあたたかくすら感じるものです。
春を迎える前の、寒暖差は、
植物に向けての「目を覚ましなさい」というメッセージなのかもしれません。
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9m近い襖絵を制作するため、アトリエを広げることになりました。アトリエ前には、犬小屋とケージがあったので、それを移動。4mほどの空間となりました。「僕のお家がなくなった」と、シェパードのムツは大変にオカンムリのご様子なので、いつもより、お昼ご飯のおすそ分けを多めにして、許しをこう私なのでした。
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アトリエの敷地には、父の大きな仕事場と、仕上げ部屋、木材小屋、私の画室、倉庫、と5つの建物が建っています。父の仕事場と、私の画室は並んでいるので、仕事場の屋根に登って、父が私の画室の屋根を観察していました。その様子を撮影しようとカメラを向けると、すかさずピシッと手を上げてポーズを取る父です。「共産国の銅像みたいだよ、手を開いてよ」と言うと、キューピーのように指を広げます。ふざけてばかりの父ですが、齢73歳、高所恐怖症です。
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アトリエの辺りは、少し掘ると石がゴロゴロ出てきます。出てきた石を運んで、敷地に積むのが私の役目です。ツルハシで地面を崩し、スコップで掘って、石をより分け、敷地にポイと投げ、ポイと投げしていくのです。
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父は鳥小屋を解体撤去しました。この鳥小屋には銀鶏の銀次が長く住んでいました。20年以上生きた銀次も亡くなり、寂しく空いていた鳥小屋ですが、今回、解体後、新しく建つ鳥小屋には、烏骨鶏のつがいがやって来る予定です。
父の額辺りの白いものは、粉塵用マスクです。「山伏の帽子」と喜んでいる父ですが、マスクは額に当てても役には立たないのだが、と、娘は思いつつシャッターを切るのでした。