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昨年から、地元の大学で日本画を担当させていただいています。週に1日、朝9時から夕方4時まで日本画の教室で過ごします。午前中の教室は20人ほど、午後は10人ほどの学生さんと一緒です。
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非常勤控室で、お昼休みを過ごす講師も多いようですが、私は、日本画の教室で過ごすことにしています。学生さんにすすめられた売店の「煮玉子おにぎり」とか「チーズベーグル」をかじりながら、机に腰掛けて、足をぶらぶらさせています。
学生さんがやってくることもあります。授業中とはまた違うお話もできる楽しい時間です。
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誰もいない教室で過ごすのも、それはそれで楽しいものです。
乾くのを待っている、みんなの描きかけの絵をながめたり、誰かに描いてもらうのをずっと待っているモチーフたちをながめて過ごします。

窓の外や、廊下のむこうから、学生さんの声が聞えてくるのも心地よい。
若い学生さんたちの時間の流れと、私の体感している時間の流れは、もうずいぶん違ったものになっているように感じます。

学生さんに囲まれていると、彼らの流れに乗って乗ってグルグル加速するようで、あっという間に授業が終わります。
そこから、ひとりになった途端、時間が速度を落としていきます。場所は変わらないのに、時間の感覚だけが極端に遅くなるので、岸辺から水の流れを傍観するような、離人症めいた感覚に陥ります。

ちょっと、現実の時間からおいてけぼりになった私は、教室のモチーフたちと同じ時間軸にいるような気持ちとともに、おにぎりを味わい、足をぶらぶらさせて過ごします。

それが私のお昼休みです。

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